2015年08月12日

「歯周病」を予防できる驚きの成分があった

虫歯に並び、口腔の2大トラブルの一つである“歯周病”。しかも歯周病は歯だけでなく、全身の健康を害するきっかけにもなると言われているので、特に注意が必要となってきます。

そんな中、チューインガムなどでお馴染みのロッテが長い間続けてきた研究によって、歯周病対策に大きな効果を持つ新しい成分を発見したことが発表されました。

今回は、全身の健康を脅かす恐ろしい病気でもある歯周病を予防できる効果があるという、驚きの新しい成分について紹介します。


■35歳以上の8割が「歯周病」にかかっている

厚生労働省の調査によると、35歳以上の日本人の8割以上が、「歯肉炎も含めた歯周病にかかっている」という結果が出ています。また、歯周病は年齢を重ねるごとに罹患率が上がり、その深刻度も増しています。

さらに、歯周病は深刻になると、歯ぐきの不健康により最終的に歯が抜けてしまい、“噛むこと”ができなくなってしまいます。

そうした状況の中で、株式会社ロッテは、歯周病対策素材ユーカリ抽出物とその効果成分“マクロカルパールC”というものを発見し、25年にわたり研究してきたそうです。一体どのような成分なのでしょうか?

■マクロカルパールCは歯周病菌の増殖を防ぐ

ユーカリの葉から抽出した“マクロカルパールC”という成分は、歯周病菌への抗菌作用と歯垢形成の酵素を阻害する働きが強く、口の中の歯周病菌の増殖を抑制し、歯垢を作られにくくして、歯周病を予防するのです。(歯科診療ユニット)

さらに、この成分のもう一つの特徴は、歯周病菌には抗菌活性を発揮する一方で、口腔内の細菌叢(ある環境内の様々な細菌の集まり)や腸内細菌叢を大きく変えることはないという点です。ユーカリはハーブティーなどでも飲まれていて安全性は認められていますが、細菌叢への影響が少ないことも確認済みなので、安心して口に入れることができます。

■ユーカリ抽出物配合のチューインガムで歯周病予防ができる

ヒトを対象にした実験においても、“マクロカルパールC”などのユーカリ抽出物が歯周病を予防・改善するという結果はしっかりと出ているとのこと。

ユーカリから抽出した成分は、歯周組織の健康維持・増進など、歯周病予防に大きな効果を発揮するということは間違いないようですね。

こまめに歯磨きをしていたとしても、加齢とともに歯周病にかかってしまう確率はどうしても上がってしまいます。歯を失ってしまう最大の原因とも言われているので、しっかりと予防をする必要性があるでしょう。今回発表されたユーカリ抽出物が歯周病予防のための大きな一歩となることを期待しましょう。(パルスオキシメーター)


Posted by nobuhiko at 17:43│Comments(0)
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